親愛なるあなたへ
僕は自分に体験のないことも書いています。
子供を持ったことがないから親心については書けないし、独立に関しても実務的なことは書くことができません。
でも、親としてのあり方、愛について、教育論、独立精神については断定的な書き方をしています。
僕がまだ経験してないことについても断定的な書き方ができるのは、今の自分の考え方の根っこがこれからも変わらないからです。
僕は小さいときから、人は自由に生きられると思ってきました。
でも、周りからは「社会はそんなに甘いものじゃないよ」と言われてきました。
実際に社会に出てみたら、自分が思っているよりも全然厳しかった。
でも、生まれ変わって飛び出してみると「なんだ、自由に生きることはできるんだ」と思いました。
僕は結婚と離婚を経験していますけれども、これについてもずっと昔から「大切なのは心だ」と思ってきました。
結婚は家同士の問題でもあるし、経済的な事情もあるし、色々なしがらみもあるからそんなに簡単じゃないよ、と言われてきました。
確かにそういうものもあった。
世の中には僕が知らない結婚観がもっともっとあると思います。
でも、最終的に結婚も離婚も「自分たちの選択なのだ」「決めるのは心」ということを実感することができました。
僕が昔から思ってきたことは、やっぱり今でも同じでした。
僕が親になって子供を持ったり独立したりすると、今では想像もつかないような体験をしたり思ってもみなかった感情が必ず湧いてきます。
「ああ、これが親心ってやつか」「独立はこんなに大変なんだ」と生の体験を通して実感するわけです。
でも、そうなっても今の考え方は変わらないのです。
それは、自分が体験してみても根っこが変わらなかった経緯が積み重なっているからです。
考え方、感じ方をより深く掘り下げることはあっても、根っこは変わらないから断定して書くことができるのです。
子供の頃の自分に聞いてみましょう。
人生を輝かすことができるキッカケは、新しく作られるものではなくて、小さなときから思ってきた感情なのです。
それが根っこです。
周りの雑音に惑わされずに神様が与えてくださった根っこを深く深くはっていくことが、信念を貫くということなのです。
by You