親愛なるあなたへ
今日記事を見ていて面白いな、と思ったのが、元都知事の石原慎太郎さんが「何でアメリカはさっさと金正恩を暗殺しないのかね」とおっしゃった内容。
北朝鮮の話になるのですが、普通は「過激」「反人道」と言われてしまうかもしれませんけれども、現実的には「なるほどなぁ」と思ったのですね。
いいとか悪いとかではなくて。
それが現実だ、ということ。
石原さんご本人にもオバマ大統領による暗殺計画があったそうで、尖閣問題のときに「日本にいる中国人を使って、交通事故に見せかけて石原を殺せ」という指令があったのだそう。
何を言いたいのかというと、私たち日本人は「現実」に少し音痴なところがあるのではないのかなぁ、と思うんですね。
たとえば、「アメリカが日本の銀行の不正を全部持ってる」「ユダヤ人が世界のダイヤ買い占めてほとんどは深海へ沈め価格操作してる」なんて話、なかなか現実として受け止められないでしょう。
「怪しい陰謀論」などと噂されるのがオチで。
簡単に言うと、世界は日本人が一般的に思っているような動きはしていないということです。
分かりやすい例をもう一つ言ってみれば、日本人は憲法9条に則り、自分たちが戦争をしないからよそもしないと思っている。
でも世界はそういう風には動いていません。
変な話、北朝鮮のミサイルがいつ日本に飛んできて火の海になってもおかしくない。
化学兵器、生物兵器が飛んできて都市丸ごと感染してもおかしくない。
この話もいいとか悪いとかではないのですが、軍備の常識として、こういう危険な国ができた場合、日本もただちに核武装するのが筋なのです。
すると世界も日本が核武装されるのは嫌だから、北朝鮮により圧力をかける。
日本の原子力の技術では100発くらいの原爆はすぐに作れるそうです。
私は決して戦争推進派でも原爆の遺族の方の気持ちを差し置いているのでもなくて、軍備や防衛の「現実」から言うとそういう流れに。
それからこれも非常に不思議なのですが、色んな人に「現実」の話をすると話をそらしたがる人が多いのですね。
怪しい陰謀論だという「眉唾」を避けたい様子でもなく、それが現実だとしても「聞きたくないよ」という態度を取る。
臭い物にはフタ、言ったところでしょうか。
社会に染まるとどうしても「日本人化」してしまうのかもしれません。
私は塾で高校生にこういう話をするのですが(していいのか?)、彼らは純粋ですから非常に興味を持って聞いてきます。
私もそんなに物を知ってる方ではないのでデカいことは言えませんけれども(十分偉そうですが)、現実を知ることは本当はすごく楽しいことだと思いますよ。
by You