共に頑張りましょう。

親愛なるあなたへ

ピンチになると普段コミュニケーションのない近隣住民もお互いに「まいりましたね」と話題に花が咲くのが人間のいいところだと思っているのですけれども。

そんな中、お互いに助け合おうという「住民から住民への伝言板」というのが張り出されていました。

「お互いの情報を共有し合いましょう」「水は出ませんがお湯は出ます」「コインランドリー知りませんか?」

真っ暗なマンションの中でスマホの明かりを照らして内容を確認し合うのは不思議な連帯感が生まれたのですけれども、私も微力ながら情報を書き込ませていただきました。

そのときに、「自分の部屋は何もなく無事で」と書くのも申し訳なかったものですから、コインランドリーやお風呂の情報を書いて、「お互い頑張りましょう」と最後に一言。

私は全然苦労してないのに、こんなこと書くのは倫理的にどうなのか、と思われるかもしれないのですが、やっぱり大変な中で元気が出るウソってあると思うんです。

by You