鏡をよく見る。

親愛なるあなたへ

鏡がある度に自分の顔を確認するのを「ナルシスト」と言いますけれども、それは自分を見ているというよりも、自分が持っている物(それがルックスという物体)に執着しているだけになります。

本来、鏡をよく見ることは非常にいいことです。

見た目というのは恐ろしい。

年齢を重ねる度に生き方までが顔に出るから恐ろしい。

営業マンは営業マンらしい顔、研究者は研究者らしい顔、先生は先生らしい顔、「お母さんに似てきたわね」「お父さんそっくり」などその人そのものが顔に出る。

若いうちは若さが嫌味や未熟をフォローしてくれるからいいけれども、それこそ30過ぎて40過ぎて・・・となってくると、これは人相見からすると自分の履歴書を目の前で広げながら歩いているようなものなのです。

だから鏡をよく見て、自分がどう生きているのかをその都度チェックしないと本人が気づいていないだけ、という悲惨なことが起こりうる。

私も逐一チェックします。

鏡を見るときは顔のつくりではなくて、注目すべきは顔のツヤと目の輝き。

by You