聖地。

親愛なるあなたへ

天照大御神様の足跡を追って京都は丹後、天橋立へ。

日本の大祖先が現伊勢神宮内宮にいたるまでどのような旅路を経てきたのか。

奈良の地を出て初めて祀られたとされるのがここ天橋立の地にあります。

その名は元伊勢「籠神社(このじんじゃ)」。

天橋立砂嘴のうち、北側末端のところに位置しています。

ここは伊勢神宮外宮に祀られている豊受大御神様と天照様がともに祀られた地。

籠神社の気は素晴らしい。

伊勢神宮そのものを彷彿とさせます。

ただ、籠神社は「後世に移されたお社」とのことで、実は「元のお社」というのがあります。

それが、観光客があまり立ち寄らない、籠神社から徒歩10数分のところにある奥宮「眞名井神社(まないじんじゃ)」。

ここが知る人ぞ知るパワースポット。

有名芸能人も参拝に来られるのだそう。

ただ、個人的な感想は「パワースポット」などという俗語では表現できない場所。

眞名井神社は、聖地である。

「眞名井神社」の石碑あたりからもオーラが出ているのですが、両脇に龍がいる(なんとここは狛犬(こまいぬ)ではありません)第一鳥居をくぐった瞬間から空気が変わる。

そして階段を一段登る度にその感度が強くなり第二鳥居をくぐった先にあるのは、そう、聖地。

写真はもちろん禁止なのですが、そもそもスマホをポケットから取り出せない。

取り出そうとすると、何か自分の理性が呼びかけてくる。

お社の後ろに神籬(ひもろぎ)としての御神木や御神岩。

「ここは入ってはいけない」

そう直観が言ってくる場所。

静かなのにものすごい偉大なもの、「圧」のようなものを感じました。

比定地がいくつかある中で、倭笠縫邑は桧原神社である、と直感したのと同じく、おそらくここが倭笠縫邑の次に巡幸された聖蹟で間違いないのでしょう。

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