親愛なるあなたへ
以前にもご紹介した、「日本最古の天満宮」と言われる京都は南丹市園部町にあります「生身天満宮（いきみてんまんぐう）」。
全国12000余りある「天神さん（菅原道真公）」をお祀りする総本山が福岡大宰府天満宮（京都の北野天満宮も同列と言われます）でありますが、それよりも古く、道真公が存命中から無事に大宰府より京に戻れるようにと祀られたのが始まりと言います。
さかのぼること西暦901年、そこから一千年以上の月日を越え、初代「武部源蔵」の武部姓を今でも守りながら第38代に至る現在の宮司さんは、人柄のよいとてもフランクな方でした。
参拝客が見えるとにこやかに「どちらから来られたんですか」と。
生まれながらにして成すべき宿命が決まっている。
やりたいことが他におありになったでしょう、歴史よりも自分の興味を優先したいこともおありだったでしょう。
お話させていただいて、宮司さんではなくて、営業やサービスのお仕事でも全く遜色ない人当たりでありながら、なんとか御殿をお守りしようという意気込みから、ご本人が本当に望まれたお仕事であるかどうかはうかがい知るよしもありませんでしたけれども、そうやって人知れず粛々と永代を継がれるその姿勢に心からの敬意を払った次第なのです。
建物の保存のために寄付金を募っているということから、そんな宮司さんの姿に心打たれ、ほんとうにわずかばかりながらお出しさせていただきました。
この時期です、合格祈願やお仕事にも非常にご利益があると伺っております。
みなさま機会がありましたら是非。
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