ワーカホリックとライフワークについて。

親愛なるあなたへ

ワーカホリックとライフワークの違い、というのは傍からみれば紙一重のように見えると思います。

どちらも「熱中」しているので見分けがつきにくい。

ただ、大きな違いは「依存」かどうかで、たとえばワーカホリックは仕事「中毒」と表現されますが大元の原因は「依存」であろうかと思います。

分かりやすい例が「家族を顧みず仕事に熱中していたが、それは仕事に逃げてるだけだった」と聞かれる声。

私は子供を持ったことがありませんのでそのあたりのバランス感覚は分からないのですけれども、それでも実際にそういう声があがるのはどこかしらその仕事に「依存心」があったからではないだろうかと。

すると、その仕事を取られるとその人はきっと魂を抜かれたようになってしまうと思うのです。

定年退職した人が急に老け込むのも同じ線上の話かもしれません。

一方、ライフワークというのはこれも仕事に没頭するわけですが、こちらは依存ではなくて「積極的に」好きでやってることなので、変な話、万が一その仕事をとられてしまったらまた別の楽しみを、別の仕事を見つけ出すと思うのですね。

ともかくライフワークとは完全な主体性に立っているものですから、相手から「これをやれ」と命令されて没頭するものではない、もちろん与えられた仕事を懸命に取り組み、それに没頭した結果ライフワークが見つかることもあるし、その仕事自体がライフワークであったりすることもあるとは思います。

その判断基準というのは、先ほどの「積極性」ではないのですけれども「自分で選択しているか」という部分だと思うのですね。

ですからライフワークに取り組んでいる人の多くはきっと転職経験が豊富だし定年という概念そのものもないという、そのような感じがいたします。

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