人生はいつ決まるか。

親愛なるあなたへ

書店に行くと「20代で全ての失敗を経験した人が成功する」「人生の90パーセントは30代で決まる」と色んな本が出ていると思います。

あと数か月で40になる自身としては、おそらくこれは「習慣」であって「そのときの結果ではない」のだろう、と思いました。

先の本を読むと30代で失敗し始めたらダメなのかとか、40代で挑戦を始めたらダメなのかと、そう思ってしまいますよね。

そうではなくて、色んな著者の方がおっしゃっているのはその「習慣」でこの先もその人はおそらく続くだろうと伝えたいのだと思いました。

たとえば20代で失敗を恐れる人は30代でも恐れる可能性が高いし、さらに30代で始めなかったことは40代以降でもやらない可能性が高い、と。

なので、20代や30代でそういう経験や結果がなくてもいい。

習慣を変える要素さえ失わなければ年齢は全く関係ないんですね。

つまり、「何パーセント」とか「ほとんどの人は」というのは自分には当てはまらないのだと考えて間違いありません。

だってそういう本を読む人は何かしら自分を「変えたい」と思っているということだから、これは当てはまらないことになります。

著者の方々は半分「万人向き」「訴求力を上げるため」など、あらゆる要素の元に書かなければならないのでおそらく統計的な経験則も提示しなければならないのでしょう。

40になるのに20代みたいになんでも挑戦してみたいなと私は思っているので(もちろん体力や気力を充実させるために健康に気を遣ったり夢や目標を立て続けたりする必要はありますけれども)、また挑戦の10年が来たか、という感じですね。

29歳で人生を変えて激動の30代を送ってきましたけれども、ワクワクする10年がもう一回くるだけです。

理論的に考えれば時間は一定ですから。

40代半ばで会社を立ち上げて艱難辛苦の末お金持ちになった社長とも個人的な面識があります。

みなさんご存じのケンタッキーフライドチキンで有名なカーネル・サンダースは、自らのフライドチキンの作り方を売るフランチャイズ事業で成功したのも60歳越えてからですからね。

ですから、各種本に書いてあるような結果や経験がその年代でなくても全く構いません。

ただ、先ほどの社長やカーネルおじさんや、それと私も個人的に人生を変えてきて思うのですけれども、そこには何かしら「種」のようなものがいるから、それらを統計的に考えると「20代で~」「30代で~」と言う表現になってしまうのでしょう。

でも繰り返しになりますが、今から小さな種を植え付けさえすれば「それらの本の例外の一部」になれることは、これは経験上・感覚上間違いないとそう思いますね。

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