親愛なるあなたへ
今年は20世紀最大の天才、アルベルト・アインシュタインがノーベル賞を受賞してちょうど100周年です。
「奇跡の年」と呼ばれた1905年、20代の若き無名の物理学者が「光電効果の理論」「ブラウン運動の理論」「特殊相対性理論(1915年に一般相対性理論)」という現代科学の根幹をなす理論を3つ同時に発表し、世紀の大天才へと駆け上がります。
「光電効果の理論」は、コンピューターや太陽電池など、半導体を使っている多くの分野で活躍している「量子力学」の原型で、我々がその恩恵を受けている事例は数知れず。
「ブラウン運動の理論」は、今や電子顕微鏡で見られ当たり前だと思っている「原子」や「分子」の存在を、その技術がない時代、数式によって間接的に存在を証明。
「相対性理論」は一番有名で、ブラックホールやビックバン理論など、現代の宇宙論のほとんどがこの理論を中心に展開しています。
相対性理論ではなく「光電効果の理論」によってノーベル賞をとったのは知ってる方にとってはトリビア的な知識でありますね。
その世紀の大天才がノーベル賞を受賞して今年で100年。
私は物理学のまったくのド素人でありますけれども、それでも「科学」を愛する者としてアインシュタイン先生を一人の人生の師として仰いでおります。
その100周年を記念し、大阪では大阪市立科学館と大阪市立自然史博物館で「アインシュタイン展」を開催。
先行している大阪市立科学館での展示会に行ってまいりましたが、こちらはメインイベントではなくいろんな展示があるなかのワンスペースのみの開催で多くの人がすーっと流しながら観覧していたのですが、その中で一人2時間以上徘徊し独り言をつぶやくという奇行をとっておりました(笑)(何回人が入れ替わったでしょう・・)
明後日から大阪市立自然史博物館でも始まるようですので、こちらも是非行ってきたいと思います。
ノーベル賞という知名度や業績もさることながら、一人の人間が多大な貢献をしてちょうど100年であるその節目。
純粋な人類への貢献としての感動の節目としてとらえると、科学を愛する者にとってはこの年がまた特別のもので、キリストが言う「人類愛」さえ感じられる特別な年になりうると、そこに巡り合えた感動というか、そういうものを覚えるのでありますね。
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