自然は一定を嫌う。

親愛なるあなたへ

観葉植物は「エアコン」「扇風機」という「人工の風」がNGなのだそうです。

エアコンは温度や湿度の関係でだめなのはイメージできるのですけど、扇風機の風もだめ。

野生の植物はあんなに雨風でも大丈夫なのに。

どこが違うのだろう、と考えてみると、人工の風は「一定」の流れでできているのでは、と思いました。

自然の風は強弱がランダムに吹く。

この「ランダム」というのが「自然のリズム」というか、それにより生体リズムのようなものが整うのでは、と思います。

ランダムなのにリズムが整う、とはなんとも不思議ですが、確かに我々も扇風機の風にひたすら当たり続けていると気分が悪くなるという経験から、体感的に納得できます。

だから世は無常、万物は流転する、そういうものに通じるとなれば、私たちは普段「このままこの状態が続いてほしいな」と思うようなことが覆される出来事に出会ったとき、神が自分を見放したのではと考えそうになりますけれども、そのリズムの調整だと考えると何らかのもう少し大きな意義があるのだと、そう思えるような気もするんです。

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