経済圏について。

親愛なるあなたへ

コロナ禍の影響でテレワーク技術が進み、「仕事は一つの職場に集まらなくてもいい」という新しい価値観が生まれました。

その結果会社を地方に移す動きも見られるのですが、東京の経済圏が縮小することはないのではないかと思います。

北陸新幹線のように、交通網の発達で地方と都市部との物理的な距離が近くなればそちらとの移動、交流というのが激しくなってくる。

私は実家が関東で、そこから親の地元の金沢や富山に向かうことが多かったのですが、北陸新幹線が開通する前は東京まで1時間かけて出た後、上越新幹線で1時間半かけて越後湯沢まで出て、そこからさらに2時間半かけて特急で向かう、という非常に「遠い思い」がありました。

大阪に住んで十数年。

北陸地方というのはどこかの記事にもあったように関西圏との結びつきが強く、東京とは疎遠なところがあった、と。

しかし北陸新幹線の開通で「いままでの裏口が正面玄関になった」。

さらに2024年春に予定されている北陸新幹線敦賀までの延長がその影響をより加速させるという見方もあるようです。

関西圏から北陸地方までは「サンダーバード」と呼ばれる特急電車で、中部圏からは「しらさぎ」と呼ばれる特急電車で一本で結ばれているのですが、北陸新幹線敦賀延伸となるとこれが廃止され、乗り換えが必要になるとのこと。

敦賀での特急から新幹線への乗り換えは、関西圏からは北陸新幹線の大阪延伸予定とされる2046年まで、中部圏はこれからずっと、そうなるとのことです。

そのため、東京まで新幹線一本で行ける関東圏とのつながりが強くなる、と。

それでは今度は関西の経済圏が危ういではないか、と思うかもしれませんけれども、うまいタイミングで2025年に大阪万博がありその後のIR誘致の促進なども計画されています。

要は経済圏をつぶさないように広い意味で世の中は動いているということが言えるのではないかと思います。

もちろん、それはそのように計画している政財界の方々のお陰であって、その筋については全くの無知でありますから本来は何も言えないのですが、それとは別に不思議な話ではないのですがもう一つの感知しえないような世の中の動きがあると、そんな風にも感じます。

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