親愛なるあなたへ
物を教わるときにはおそらく予習することが一番効率よく吸収できるだろうと思います。
学校の授業で予習・復習が大切と教わりましたが、やっぱり社会に出てもこの概念は変わらないと思うのですね。
学校の勉強みたいな嫌いなものを予習する必要はないのですけれども、たとえば好きな映画を見に行くにもシリーズものについては背景を知っておくとか、各種セミナーについては講師の人について調べておくとか、その方の著書を読んでみるとか。
趣味の釣りや自動車・ギターなんかについても、技術を教わる前に一通り知識を入れるだけでも、その興味により習得スピードも上がるような気がします。
最近占いの記事が多いのですが、例えば占いにしてもそうですね。
自分が何にも知らないでただ「占ってください」というよりは、やはり自分が占おうとしているものはどういうものかとか、専門的な知識は知らなくてもいいからその背景を知るとか、大枠を把握しておくと良い。
そうするとその人が本物の占い師なのか、偽物なのか。
そういう判断も何となくながらの直感が働くように思います。
全部を自分で調べようとするのもこれも骨の折れる仕事で人生の目的を見誤る可能性もあるのですが、「全部をおまかせします」というのもやっぱり損な気がします。
お医者さんにかかるのと同じですね。
お医者さんはプロだから体のことを何でも分かるけど、素人でも日常生活で使える程度の医学の知識(たとえばBMIとか一部の血液検査とか)で自分の体のことをちゃんと分かって、その予習の上で体が悪くなったらお医者さんに相談すると合点が合うのではないかと思います。
パソコンやスマホがなかった時代ならいざ知らず、玉石混合ではあるけれども今はインターネットで膨大な量の情報を手に入れられるのですから「全くわからない」ということはないと思うのです。
専門にかかるときにその利益を最大限に欲しいのなら、概要でいいから予習をしてみる。
必ず違ってくると思います。
by You