指導者の有無。

親愛なるあなたへ

指導者、いわゆるメンターの必要性について経験的に思うことを。

自分を指導してくれる人が必要なのは、自分が行動できないとき。

専門的な知識やトレーニングについては専属のコーチを必要とする場合もありますけれども、人生に関しては行動できる人には指導者はいりません。

行動できる人は指導者の代わりに本を求める。

本を読んで行動する。

自分なりの考え方プラス、書いてあることを素直に実行する素直さ。

行動できない、素直に言うことも聞けないときには「怖い上司」に厳しくしてもらう必要がある。

指導者がいいのか本がいいのか、これはそれぞれの個性でありましょう。

たとえば指導者を求める場合はケツを叩いてくれるから、自分がやる気がなくても行動させてくれる。

その代わり、生き方や考え方はその指導者に少なくとも似ることになる。

一方、本で良いことを素直に行動できる人間は、自分の考え方を尊重することができる。

でも誰も何も言ってくれないので、行動しなかったり素直になれなかったら結果が出ないからそこで終わり。

一長一短で、自分がどちらのタイプかを見極めることが大事だと思うのですね。

もちろん、途中でタイプが入れ替わることもあると思います。

指導者に助言を求めつつも、それを素直に取り入れて「ケツを叩くメンター」までは必要としない場合もあると思います。

本とケツを叩いてくれるメンターの割合が五分五分の可能性もあります。

そういう自分の現在のタイプをよく見極める。

すると指導者に染まるか染まらないかに関わらず、あるいは自分の考えを大切にするかしないかに関わらず最終的に「自分らしさ」というものが完成するように思うのですね。

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