自分のことが分からないわけ。

親愛なるあなたへ

「自分はこうである」と思っていたものが実は違う、ということが往々にしてあります。

周りから「こういう人だと思っていたのに」と言われることもある。

気学によると18歳頃~20代前半までとそれ以降で大きく性格が変わる、という現象もあるようです。

大人でも迷うのは日常茶飯事で、それが思春期の頃や20代ともなればこれが顕著に現れる、かつ影響力が絶大な親をはじめとする周りの大人に囲まれての現実世界ですから、その把握は一筋縄にはいきません。

自他ともに「こうだ」と認識している場合ですらその変化に混乱するのですから、もともとの自分の性格を把握できず「周りの評価が自分だ」と思い込んでいたところへ、把握していない本来の性格すら途中で変わってしまい、その上周りから批判を頂戴するのですからこれはもう訳が分からなくなって当然です。

自分のことを分からなくなるのは誰もが通る道。

そして年を経る段階で新たな自分を発見していく。

批判している我々大人もほぼ自分のことが分かっていないのですから「自分の自然体に対する周りからの批判は全くバカげたことだ」と強くそう思っていいわけなのです。

by You