尊重の国。

親愛なるあなたへ

今回の旅は飛行機で関東まで行ってきたのですが、そのときの飛行場のスタッフの方の対応から「日本人は素晴らしいなぁ」と改めて感じたことを。

通常「お客さん」に対して礼儀を払うというのは、これは多くの国でも行われていることであります。

ところが職場同士の礼儀、これは古来より「武道」の精神に通ずる国の共通項であるかもしれませんけれども、その中の一つである日本の揺るぎない美学であるとそう思ったのですね。

飛行機が駐機場まで移動する際に誘導するスタッフの方がいらっしゃいますが、そのスタッフの方が誘導作業後、飛行機に向かって深々と一礼。

飛行機に乗っているお客さんに対して「ようこそいらっしゃいました」という意味もあるのだと思いますけれども、実際にコミュニケーションをとっているのはパイロットの方であって、その「同業者」の方に対しても「お疲れ様でした」と。

「お客さんだから」という垣根を超えた、ビジネス的な観点にとらわれないそんな尊重の国に生まれたことをとても誇らしく思います。

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