自分史を書いてみる。

親愛なるあなたへ

「文章を書くといい」「自分が分かる」と言いましたが、いざ実際何を書けばいいのか迷ってしまいます。

そんなときに一つオススメなのが「自分史」。

箇条書きから始めるといいと思います。

過去にどういうことがあって、自分はどう感じて、結果何を選択してきたか。

思い出したくないこともたくさんあると思うのですが、誰に見せるわけでもない、自分の負担にならないよう可能な範囲で構いません。

勇気が出たらもう少し書いてみて、という風に(嫌だったら消してしまって全然OKです)。

たとえば「就職」。

自分は何故今の仕事に就いたのか。

「やりたいと思ったから」「学校の関連だから」「親に勧められたから」「これしかなかったから」、いろんな理由があると思うのですけれども、選んだ自分はその仕事の何かしらを「善」として今日があるわけですね。

それが、自分が表面上思っていることと、深層心理で思っていることが実は違ったりする。

書くという作業を通してそのことが明らかになるように思うのです。

頭で考えても書いても同じだろう、と思うかもしれませんがこれが意外に違うのです。

私の例で説明しますと、最初に選んだのは製薬会社の臨床開発、という仕事でした。

表面上は生物工学出だし、もともと医者になりたかったし、それらに一番近い医療系でかつ人とも接する仕事、だったのですが深層心理は「出張がたくさんできるから」。

要は「旅がしたかった」だけなのですね(笑)

しかしそれが元来旅好きである小生のライフスタイルとして、「方位取り」が趣味と運気を上げるマニュアルの両方を兼ね現在を楽しく過ごしている、と。

飛び出した後、経済的に困窮しアルバイトを掛け持ちした時代もありまして、そのときも「これしかやるものがないから」と当時は考えていましたが、やはり何かしら自分にとって「善である」ものを選んできているとハッとしたのですね。

それらをつなげてみると、自らが何を求めているのか点であったものが線として見えてくるように思います。

個人的には自分史を特別に書く、というよりも当雑記がこれまでの変遷そのままでして、しかし対外的にいきなり「なんでもいいから書いてみたら」と言っても難しいと思い、この記事の中で私自身が納得した一つのファクターとして抽出してみました。

自分史としては特別に書いていないのですが、それ以外に「導かれた経緯」というのを書いています。

種々の仕事をして最終的に今の業界に入り、そこから本当に導かれるように色んな物事が起きてきて(もちろん大変ではありますけれども)、それをフローチャートにしてあります。

それともう一つ「成功集」。

こんなことができるようになった、というのを細かいことでも(最近はさぼってしまっていますが・・)。

独り暮らしをできるようになったとか、そういうことから書いてます。

これらを記録に残しておくと、時々見返したときものすごい力が出るというか、自分の可能性から勇気をもらえるような気がします。

自分史、にも実はそのエッセンスが含まれているのですね。

生まれたばかりの全く無力の赤ん坊が、そこに公然と存在する不公平を心理的にはねのけここまでやってきた。

どれだけ辛い過去があろうが、その心理をはねのける力がないと私たちは絶対そこには居れません。

耐えられないです、人間というのは。

その乗り越えてきたものがどれだけすごかったのか、自分の偉大さがきっと見えてくるでしょう。

機会があれば是非試してみてくださいね。

by You