神事と人間関係。

親愛なるあなたへ

お世話になっている西宮の地名の由来となった場所、「廣田神社」へ行ってきました。

以前この辺り一帯は廣田の国(芦屋・西宮から尼崎西部にかけて)と呼ばれており、我が国最古の国史書「日本書紀」に記されている兵庫県第一の古社なのだそうです。

あの阪神タイガースも結成された1936年以来コロナ前の2019年まで83年間にわたって必勝祈願をしてきたという、野球ファン・阪神ファンにとっても由緒ある神社。

御祭神は、伊勢神宮内宮に祀られている天照大御神様の「荒魂(あらみたま)」。

実際に本殿は、戦後初の伊勢神宮式年遷宮の際、内宮と同じ敷地内にある別宮の荒祭宮(あらまつりのみや・天照大御神様の荒魂が祀られています)旧社殿の譲与を受け建てられています。

それほど由緒ある神社。

これが「西宮」の由来の大元だそうで、1000年の都、京都の「西」にそれだけの由緒の「お宮」があると。

かつては西宮参りと呼ばれ、国家の神事を司った神祇官の歴代長官や公家・僧侶がこぞって参詣したそうです。

広田山公園という大きな公園の一区画にありまして、境内は非常に清々しい空気に包まれ、拝殿の中から広がる本殿一帯の空間はまさに伊勢神宮を思わせる「神域」。

色んな神社を見てきて分かるのですが「神域」というのがあるのですね。

そこへお世話になっています日頃の感謝の気持ちを込めて。

神社巡りなど、こういう一つの「神事」というのは人間関係と同じなのだと思います。

「ご利益をもらいにいく」のが日本人なのですが、それは結局人間関係の構築の結果「神様からのご挨拶」なのであると。

例えば氏神様に参拝してみるとか、「真っ当な神事」ではないですが、そういうことをしてみると我々が世の中で呼ぶ表面的な人間関係ではなく、「真っ当な人間関係」を築く何か一つの気づきを得たようなそんな気もするのでありますね。

www.hirotahonsya.or.jp

p.s.

記事によく書いてます「お掃除」。

実はお掃除がものすごい「神事」で、お部屋との関係、お部屋にも神様がいらっしゃいますからその方々との関係の構築。

そういう一見細かいことでも真っ当な人間関係を見抜く力みたいなものを養えると思うのです。

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