間接力。

親愛なるあなたへ

毎年恒例の定期健康診断に行ってきました。

その際「内診」がありますが、毎回思うのは内科の先生方は体を「全く開けない」のに触ったり音を聞いただけでよく分かるな、と。

まるでレントゲンのように目の前に体内の映像が映っているようです。

素人目から見て外科などに比べ地味なイメージのある内科の領域ですけれども、実はその「間接力」こそが最強なのではないか。

直接目で見る、切った貼ったの技術もすごいけれども、見えていないものを間接的に見る想像力というのが人間に備わる潜在能力をフルに生かしている瞬間ではないか。

理屈と言いながらほぼ感性で生きる目で見えない世界が大好きな筆者なので、贔屓目を指し引いてもそういった目で見えない間接力が直接見る世界のさらに向こうの真実をつかむ最強の技術なのではないか、とそう思います。

専門家が感じている「感覚」は見えないけれども、もしもそれを可視化することができたらものすごいものだと。

by You