おもかる石という謎システム。

親愛なるあなたへ

伏見稲荷大社に「おもかる石」という有名な占い(?)があります。

お賽銭を入れて、自分の目標や夢・お願いをしてから灯籠の上に乗っている丸いタマネギみたいな石(擬宝珠(ぎぼし)と言うそうです)を両手で持ち上げる。

それが思ったよりも軽かったら願いが早く叶い、重かったらまだまだ努力が必要、と読むのだそうですね。

私もやってみたところ思ったよりもちょっと軽かった!(やった!!)

ところがですね、このおもかる石、二つあって(おそらく混み合ったとき用だと思われます)もう一つを持ち上げてみたら何とこちらは重かった!

両方の石は厳密には違うでしょうが、常識的に考えておそらく同じくらいの重さに作ってあるでしょう(超由緒正しい神社です)。

そこで、このおもかる石なる謎システムはどういう原理で働いているのかグーグル先生で色々調べてみました。

すると、ある記事に非常に納得いく説明がありまして、それが私の体験ともぴったり一致すると。

それは、目標達成までの「試練」を「険しいものだ」と認識している人にとっては、運命を言い当てるという未知の石を持つ一つの「試練」に対しても「重いものだ」というつもりで持つ。

すると「思ったよりも軽く感じる」。

全くその逆で、重く感じた場合はその覚悟がまだまだ足りない、という。

まさにその通りだと。

私も「1回目の石」はこれまでの経験や生き方の覚悟が無意識に出た。

だから軽く感じた。

しかし、「2回目の石」は1回目が思ったより軽かったので無意識で「なんだこんなものか」という甘えや傲慢が出た。

だから重く感じた。

この謎システムは心構えを学ぶのに非常に相応しい、シンプルかつ本質を突いた大宇宙の原理でありますね。

by You