内と外。

親愛なるあなたへ

方々を旅したり、色んなところに住んだり、種々の仕事をしてきて思う、内と外。

内と外を使いわける人ほど「田舎者」が強い傾向にあります。

それは都会に住んでる、地方に住んでるということではないように思います。

地方に住むと住環境から内と外を使い分ける傾向が強くなるだけで「地方に住むことが田舎者の定義」ではありません。

どうしてもサラリーマンだと「ウチの会社は~」という言い方になるのは仕方がないことでしょう。

私もメーカーにいた経験、正社員・契約社員・アルバイト・派遣社員(登録だけ)と色々渡り歩きましたからそれが「普通の」感覚です。

ただ、個人事業主として、そして契約関係でお世話になっている予備校さんがあったとしても、「ウチの予備校は~」とか「ウチは~」という言い方に不思議な抵抗感を感じる。

「自由な立場でいたい」ということから、内と外を使い分けようとする自分を敏感に感じとるようになる。

本当の自由とは、内と外の使い分けではなく「自分が世界に溶け込む一体感」といったものになるでしょうか。

都会人とは自由人と感覚的にかなり近いものだと思います。

筆者が法人化しないのは、現状における税金面での優遇や新しい業務の手間を総合に勘案した結果ですが、もう一つ、会社にしたときに「ウチの会社は~」という言い方にならないよう、個人事業主で「僕は」という、世界に溶け込むあくまで一個人としての存在を忘れないようにしたいためだと、そんな気もしたのですね。

by You