最期の時まで。

親愛なるあなたへ

エリザベス女王様の国葬が日本時間で昨日(日付変わりまして一昨日)行われました。

生涯を通して奉仕・献身を誓うという、そのお心が最期の時まで気にされていたのは、やはり英国民みなさまのことではないでしょうか。

我が国でも天皇陛下が毎年1月1日に「四方拝」と言って、天地四方の神祇を拝し、年災消滅・五穀豊穣を祈る宮中祭祀を執り行われるそうですが、その際にある本で読んだ陛下のお心は「もし災いが起こるのなら、全て私の体を通してからにしてください」。

あらゆる動乱や天変地異が起きている2022年、我々はその現実を目の当たりにしますが、実はもっと大変なことになっていたその災厄を、エリザベス女王様が最期の最期までそのお役目を果たそうと全て引き受けられた、と捉えるのであれば。

私は一端であれ理論で物を教える身。

何かに心酔し崇拝するということは理論的におかしなことだとする唯物論的な立場を取る人間でありますけれども、人間として格式高い崇高なお心がそういう現象を引き起こすこともあるのではないか、と一つの素晴らしい魂に心から拝するのであります。

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