わんこそばの伝説。

親愛なるあなたへ

盛岡三大麺の一つ、「盛岡わんこそば」。

盛岡冷麺・盛岡じゃじゃ麺に続き、前回の方位取りで味わえなかった最後の一品を。

有名店、そば処・東屋(あずまや)本店さんでいただきました。

4000円ちょっとと決して安くはないお値段にも関わらず、整理券配布開始の10:30を過ぎて20分経った頃には30組越え。

筆者は38番目と、待ち時間は1時間半とのこと。

それでもgoogleマップさんのお店情報によれば「それほど混んでいません」。

もはや伝説でしょう。

朝食を抜き、1時間半我慢してブラブラすること、ついにその時が。

時間制限はなく、休憩はできないのですが食べるスピードは自分のペースでオーケー。

投げ込まれるお蕎麦はスープが少し入っており、本当に一口。

とは言っても、結構中身にバラつきがあって多いのもあれば少ないのも。

ただ平均するときっと同じくらいになるのでありましょう。

15杯でかけそば約1杯分とのこと。

スープが溜まってくるのでそれを桶にうつしながら、お給仕の店員さんとの掛け合いを楽しみます。

私はもちろん一人だったのですが、お隣の席のご年配のご夫婦・若いカップルの方と何故か仲良くなり、さらには小生の大阪気質的無茶ぶりが功を奏したのかお部屋全体まで仲良しムードが波及し謎のお祭りムードに(笑)

結果は自身は200杯ぴったり。

全く気にしていなかったのですが、先の仲良しムードが全体のアベレージを上げたのか(笑)周りは100杯越えの連続で、先のお隣の若いカップルの女性は150杯食べて彼氏の度肝を抜いていましたね。

ちなみに平均は男性で50~60杯、女性で30~40杯なのだそうです。

結果云々よりも、味云々よりも(もちろんものすごく美味しかったです!)、何よりもお給仕さんとの掛け合いやリズム感がこのわんこそば伝説の醍醐味でありますね。

あわよくば周りの人を巻き込んでのお祭り騒ぎも。

わんこそばはもはやスポーツです。

お給仕さんも最初は余裕をかましているこちらの顔が最後どうなるか知っているのでしょうね。

「はいじゃんじゃん」「はいどんどん」「ほら頑張って」「もう一杯」

段々とそのS気質が顔を出し、筆者の隣のご年配に給仕されてたお姉さんは「これで日々のストレスを解消してるんですよ!」。

恐ろしい・・・。

お椀が当たる心地よい乾いた音と共にそのペースにのせられながら、あっという間に積みあがっていく城壁の向こうに、最後みなさんが魂の抜けたような同じ顔をしているのがメチャクチャ面白かったですね(笑)

わんこそばの伝説。

この新感覚のスポーツへの挑戦と自らのM気質を掘り起こしてみたい方、是非いかがでしょう。

https://wankosoba.jp/wankosoba/

p.s.

ちなみに本当の大食い・早食いのプロというのはこういうのを言うのだそうです。

わんこそばを経験してみれば分かります、人間ではないですな・・

でもすごくカッコいいですね。

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