語尾のサイン。

親愛なるあなたへ

電話で応答するときにときどき(というか現代はかなりの頻度で)「~でございますぅ(下がり調子)」という具合に、語尾を下げて話す担当者の方がいますね。

中には気にならない方もいるのかもしれませんが、私は非常な違和感を覚えます。

これは社会に出てからずっと気になっていて、メーカー時代、あるいはサービス業時代、相手が顧客であれ上司であれ同僚であれ、電話越しで話す際に自身の語尾のイントネーションには細心の注意を払っていました。

下がり調子のイントネーションで話されるとこちらは「見下されている」ように感じる。

サービス業でこういった語尾を使う人間の精神を私は疑ってしまうのですが、それでも先に書いたように現代ではかなりの頻度になります。

こちらが見下されているように「感じる」のではなく、無意識のうちに相手が見下しているのは間違いありません。

語尾を下げて話す担当者に当たってしまったとき、その後の対応がありありと目に見えるので全く期待はしないのですが(笑)それくらい人間性とのリンクが深いものです。

もう一つ、これは個人的な勝手な解釈なのですが、語尾を下げる人はその後本人の人生が下がり調子になるような気がする。

声で表現してしまっているのですね。

語尾のサインは相手のため、いや、むしろ自分の人生のために無理矢理意識する十分価値のあるものだと思います。

by You