親愛なるあなたへ
何でもやり過ぎは良くないと言います。
でも、何でも一度やり過ぎなければ、新しいものは生まれません。
何かを成し遂げたり、真理を見出す過程は、波の減衰運動に例えることができます。
目的の領域に到達したいときには、一度高いところまで昇ります。
そこで壁にぶつかって、跳ね返って底辺までいきます。
するとまた昇り始めて新しい壁にぶつかって跳ね返ってきます。
これを繰り返すことで、次第に振幅が狭まって、一定のところに収束するのです。
夢や目標を達成するとは、この収束点を見つけることです。
収束点を見つける道のりで必要なのが、「やり過ぎる」過程なのです。
やり過ぎの過程を通らなければ、絶対に収束点を見つけることはできません。
やり過ぎ自体が良くないのではありません。
大切なのは、やり過ぎたときに、そこから何を学ぶかです。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」や「中庸」という言葉は真実です。
これは、物事の真理は両極端にはなく収束点が存在する、ということです。
挑戦を否定する言葉では、ないのです。
格言をただ鵜呑みにして、振幅を大きくしないのが美徳であると勘違いしている人が大勢います。
でも、両端の壁に当たらないで真ん中あたりをただうろうろしているだけでは、収束点は見つからないのです。
何でも、一度、やり過ぎてみよう。
by You