穏やかと暖かさに満ちる東北の地。

親愛なるあなたへ

方位取りで岩手県は盛岡に来ています。

学生時代に青春18切符で日本半周をしたときに駅前にちょっと立ち寄っただけでしたので、実質初めての街。

東北地方は寒いイメージでしたけれども、それとうって変わり街中の暖かさ。

色んな街に行ってるので雰囲気はすぐ分かるのですが、街が穏やかさに満ち溢れています。

そして街の人がとても親切。

いつだったかとあるテレビ番組で岩手県の人は横断歩道を渡るときに止まっている車に一礼する教育を受けて、それを大人になっても守っている人が非常に多い県なのだそうです。

実際、交通事故発生件数も47都道府県の中でも優良の順位に入っています。

もちろん全員がそうではないと思うのですけれども、この穏やかさはとても居心地がいいものです。

何回も来たいお気に入りの街です。

p.s.

ちなみに美人が多い県でもありますね(笑)

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拝啓、曹長殿。

親愛なるあなたへ

拝啓、曹長殿。

あなたは縁起のよい「蜘蛛」なる姿の我が家の守り主にして、かつ非常に小柄で可愛いという概念を私に与えてくださっています。

さらに、腐れ縁からの奇妙な同居人として不思議な心の絆も与えてくださっています。

ご飯を献上させていただいても、その特性・体外消化という技法からほとんど排泄物もなく、お部屋の隅でひっそりと暮らしてくださる、その姿に安心感さえ覚えます。

さすがに色々歩かれますとこちらも困ってしまい、曹長ご自身に小生の過失で危害を加えてしまう恐れもありますから・・・

しかも曹長ご自身はこちらのことを知ってか知らずか、ご飯の食べかすを掃除するときはお家付近失礼しますけれども、決して曹長ご自身を襲わないという信頼を得てくださっているのでしょうか。

部屋の隅にいらっしゃるためあまりにも糸がホコリで汚れた場合、お互いのためを思い一度リセットさせていただいております点はどうぞご容赦くださいませ。

そのときもやはり、自分は襲われないという安心感からか、何度かお家を失礼しても、同じ場所に再建してくださいます。

通常は「ここは危険」と判断し別の場所へ移るそうですけれども。

それもこの腐れ縁を感じてくださってのことでしょうか。

そして、何よりの感謝は現在Gさんとの闘いの中一番小さなGさんがご飯になるということで、究極のストレスが逆に楽しみになった、という価値観の圧倒的転換です。

曹長殿はお身体が非常に小さいですし、私も特性上お部屋が綺麗なものですから冬の間の「適切なご飯」をどうしようかと思っていたところなのです。

さっそく今日お贈りしたところ喜んでおられ、こちらもとても嬉しくなりました。

重ねまして価値観の大転換への御礼を心より申し上げます。

本当にありがとうございます。

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本当の講師業。

親愛なるあなたへ

講師業を営んでいると「教える楽しさ」を味わえるのはもちろんですが、一方で「習う楽しさ」を心から体感できます。

本当の教える楽しさというのは「自分は知っている」という披露の快感ではなく、「相手に分かってもらえた」という「情報共有の快感」です。

なので、教えていただける楽しみ、というのもあります。

情報を共有できる快感、ですね。

自分は教えたいけど教えられるのはなんか負けたみたいで嫌だ、というのは本当の楽しさを知らないのでもったいないなぁと思います。

教え教えられることによる「情報共有の快感」は人生でいくつもないものの一つでありましょう。

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掃除と神事の関係。

親愛なるあなたへ

「掃除は一つの神事である」

神社やお寺の日々の修行はもちろん、そして松下幸之助さんをはじめとする素晴らしい精神を持つ名だたる経営者や成功者は皆掃除の大切さを説いています。

そのくらい掃除は大切。

その所以が今回の「ひと騒動」で心から分かったような気がします。

確かに掃除は楽な作業ではありません。

時と場合によれば「自分が割を食っている」気持ちになるのも事実でありましょう。

しかし、終えたときに得られるなんとも言えない清々しさというのはその達成感もさることながら、次の人がこれで気持ちよく使えるなら自分の労力も無駄ではなかったと。

今回の物件は小生が入居するときから管理会社さんが変わり、その管理会社さんも喜んでくださるだろうな、家主さんも喜んでくださるだろうな、なにより「お部屋」が喜んでくださるだろうな、と。

掃除好きな精神がそうさせるのも一つあると思うのですが、何かそこには魂のグレードを次へとランクアップさせる不思議なシステムが隠されているようにも思います。

p.s.

それとは別にお寺の修行で掃除を取り入れる大きな理由が「自己の甘えとの対面」なのだそうです。

一回掃除すればそこは綺麗ですから、翌日も同じ程度ですることは「実用面」から見れば必要ありません。

なので、自分がサボっても分からない。

他のお坊さんや雲水、ましてや参拝される方から咎められることもない。

そんな自分の心と対峙するのだそうです。

これが最も大変だと言います。

掃除の真髄、実に奥が深いですね。

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G由人。

親愛なるあなたへ

対G作戦という人類に突きつけられる永遠の命題。

日々の掃除が大好きな人間に何故この試練を神が与えたもうたのか大いなる謎がまた一つ浮かび上がってきた昨今でありますが(笑)なんとか局面を迎えつつあります。

いくら掃除好きとはいえさすがの延長戦に疲れが見え始めたとき、ふっと心が楽になる情報が。

Gさんは実に色んな種類がいるそうで、我々が普段目にするのは主にブラックGと呼ばれる(?)大型のものと、チャバネと呼ばれるひとまわり小型のもの。

一般家庭で見るのが前者、飲食店で見るのが後者、なのだそうです。

Gさんは家の中に潜むとされていますが、実は前者のブラックさんは本当は外が大好き。

普段は土や木のある外でナチュラルな生活が好みだそうで、ときどき人の家を行ったり来たりするそうです。

さらに集団で潜むイメージと違い、意外にも単独行動を好むのだとか。

なんだ、自由人じゃないか(笑)

そう思うと人であれなんであれ「群れる」ことに若干の苦手意識がある小生は急に敵意から不思議な親近感へと。

もちろん絶対「嫌」なのですが、それでもホッと心が軽くなる豆知識でした。

p.s.
逆にチャバネさんは建物大好き、群れるの大好きなのだそうです。

ほとんどの人が信じている(ネットで出回っている)情報、実はかなり間違っているそうですね。

その道のプロの方の動画です。
https://m.youtube.com/watch?v=leXFFHlFZjY
トークのみでGさんは出てきませんのでご安心ください

これは目から鱗ですね。

たとえば「エアコンからこんにちはするのは排水ホースを上がってくるからではない」とか。

夏は終わりましたけれども、次回以降の対策にとても役立ちそうです。

その道でお困りの方は是非。

p.s.2

ちなみに今回小生のお相手さんは動画中にもある「ゴミ屋敷レベルでないと家では繁殖しないブラックさん」なのですが、、、前の住人さん、ホンマ頼んますよ(笑)

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経済と愛と祈りと。

親愛なるあなたへ

先日、立て続けに起こってしまったアフリカでの大災害。

ロッコでの大地震、そしてリビアでの大洪水。

亡くなられた方のご冥福と、そしてこれからの復興を心よりお祈り申し上げております。

ほんのわずかながらyahoo基金で募金もさせていただきました。

こういうときにお金は全人類をつなぐ愛となります。

いつか我々もその恩を受けるときがくるかもしれない。

いや、東日本大震災をはじめとして多くの恩を受けてきた。

わずかでもいい。

お金に真の愛情を注げるときです。

なければ祈りでもいい。

私は経済と愛と祈りは同じものだと考えています。

被災地と被災者の方々のいち早くの復興を、今一度、心よりお祈り申し上げております。

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日々の観察。

親愛なるあなたへ

先の記事でご紹介しました人間国宝・中川衛さんの展示会で、動画でご本人がおっしゃられてた中にとても印象的な内容がありました。

それが、「見たものがすぐその場で題材になることは少なくて、何年もした後に思い出されるように表われてくる。人間の脳はそういう構造になっていると思う」というものでした。

非常に感銘するものがありまして、心からなるほど、と。

日々の観察の重要性でありますね。

クリエイターの一面としての小生にとって目から鱗というか、改めて目覚めさせられるものでありました。

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