親愛なるあなたへ
僕が製薬会社から飲食業に転職したのは、サービスの精神を学ぶためです。
学生時代の飲食店でのアルバイト経験が生きてきました。
サービス業は山のようにあるので、自分のこれまでの経験が選択のキッカケになっています。
どんなに新しい環境であっても、同じ職場で同じ仕事を続けていると、その世界に染まってしまいます。
周りが見えなくなってしまうのです。
飲食業というのは完全な実力社会なので、スキルが全てになります。
今の職場で働いていると、周囲の競争に感化されて料理の腕を伸ばしたくなります。
でも、僕は料理の腕を磨くために入社したワケではありません。
目的はあくまで、ハッピーを作り出すサービスについて学ぶことでした。
今の職場で、サービスの一つのあり方を学ぶことができました。
僕が転職するのは目的を忘れていないからです。
目的を忘れなければ、会社を辞めることが怖くも何ともなくなります。
「こだわり」に優先順位をつけることもできるようになります。
今自分がいるところに面白みを感じることがいけないのではありません。
料理の腕で勝負したいのであれば、思いっきり鍛えればいい。
ノーベル賞を取りたいのであれば、思いっきり研究すればいい。
大切なのは、自分が主体になる、ということです。
環境は、「従」なのです。
僕には自分で描いた夢があります。
その夢が、主体なのです。
僕は「従」を否定しません。
人生の目的は環境から生まれてきます。
主体が生まれたら、次は周りの環境を利用していくことです。
「従」は、主体の生みの親であり、育ての親なのです。
by You