知らないで出る言葉。

親愛なるあなたへ

仏教の世界には煩悩というのがあって、108つあると言われています。

除夜の鐘を108回突くのはこの煩悩を消し去るためとも言われています。

そしてその煩悩を生み出す根源があり、これを「三毒」と言います。

三毒は、「貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」。

貪はむさぼること。

瞋は怒ること。

そして痴は、「知らないこと」です。

愚かにも知らないために出る言葉が「愚痴」。

愚痴を言うのは、知らないからです。

真理に対する無知。

私は無宗教の科学を愛する理屈家です。

だから宗教の実態がどうなのかは、よく分かりません。

その中で一つ、ある種の「法」に接することが愚痴を減らすいい機会なんじゃないかと、そんな風に感じるときがあります。

by You