何も起きないことへの評価。

親愛なるあなたへ

私は電車を利用していてつくづく思うんです。

我々消費者はもっと「何も起きないことへの評価」を重要視した方がいい、と。

何も起きないことが当たり前になっている。

日本のサービスはすごい。

都市部の電車が過密ダイヤで何も起きないのはものすごいこと。

陰で支えてくださっているものすごい人たちがいる。

それなのに鉄道会社の人は普段は何も評価されず、人身事故だ、故障だ、トラブルだと、自分たちのせいではないのにひたすら「申し訳ございません」と頭をさげている。

それに対して我々消費者は出口のない怒りを鉄道会社にぶつける。

何かおかしくないだろうか。

便利になった日本はもっと感謝の心を養わないと。

それが「何も起きないことへの評価」です。

道徳論ではなく、現実的に社会的ステータスとして地位を高めた方がいいと私は思っています。

by You