結論をカッコよく決めながら、感受性も高めよう。

親愛なるあなたへ

会社では、「まず結論を言え」と教わります。

あれでこうだからこういうことになりました、というのはビジネスとして最も効率が悪い会話です。

まず、バシっと結論を先に言うのです。

僕も前の職場で鍛えられました。

特に、部課長以上が出席するリーダー会議に事務局として参加していましたから、会議を取り仕切る本部長の姿からは本当に色々学ばせていただきました。

本部長は、結論から言わない会話に一番厳しい方でした。

部課長の方々への指導を、自分のことのように聞いていました。

モテるタイプの男も、結論をまず言います。

「好きだ」と、ハッキリ意思表示をするのです。

まわりくどさは、ビジネスでも恋愛でも敬遠されます。

一方、小説には少しのシーンを何ページにも渡って描かれることがあります。

演説でも、要約すれば一行で済むことを、何時間にも渡って熱く語れる人がいます。

でも、これらはまわりくどさではありません。

表現が多彩なのです。

本を読んだり、映画を見たり、講演を聞いたりしたときに、「要するにこういうことね」と片付けてしまう人は、感性が貧しいです。

結論を先に示すことは大事です。

でも、一見「こういうことね」とまとめられる内容を、延々熱く語れる人は、奥が深い。

多彩な表現の中に、感動が生まれるのです。

by You