親愛なるあなたへ
何かを達成したら、達成した自分を認めてあげることが大切です。
成長欲が強い人ほど、自分に高いレベルを求めます。
まだまだ、こんなレベルで満足してはいけないぞ、という気迫です。
この心意気は、立派です。
でも、さらなる成長を求めても、現時点の成功を喜ぶことが「張り」になります。
成長は、成長していく過程を楽しむものですから、どんなに高いレベルを目指していても、そのときの自分の成長を認めてあげることが大切な要素になります。
そのためには、どんな小さな成功でも、「あ、できた!」という達成感に敏感になることです。
他の人はもっとすごいことをしているかどうか、ということは関係ありません。
もっとすごい達人的なレベルが存在したら、それを目標にすることです。
目標を持つことと、今の達成感を抑圧することを、混同してはいけません。
成長し続ける人は、今の達成感に喜びを感じつつも、「上がり感」を感じていないだけなのです。
その代わり、どんなに小さな成功にも気持ち良さを感じることができます。
そして、そういう人は、他人の小さな成功にも敏感に反応できるようになります。
自分ができるできないに関わらず、他人の小さな成功を賞賛することができるようになるのです。
「オレが君くらいのときはもっとできた、もっと忙しかった、もっと厳しかった」
これを言うのが、オヤジです。
オヤジ化は、年齢に関係ありません。
僕は、僕より年下のオヤジをたくさん見てきました。
オヤジは小さな成功を決して認めません。
小さな成功の中に、大きな成功が隠れていることを知らないからです。
小さな成功を素直に喜べる人が、大きな成功をつかむことができるのです。
by You