正式書類に、夢を書こう。

親愛なるあなたへ

初めての確定申告をしに、税務署へ行ってきました。

とは言っても、税務署ではほとんど何もしません。

書類を提出するだけです。

書類を作るのには5時間かかりました。

国税庁のホームページに申告書を作るシステムがあって、税金を自動的に計算してくれるので、書類自体を作るのにはそんなに時間はかかりません。

僕は、将来独立するために税金の勉強をしたいので、その計算方法や一つ一つの内容を確認する作業に時間を割きました。

いい勉強になりました。

面白かったのは「職業欄」です。

フリーターの場合はどのように書くのだろうと思って調べてみると、書き方は自由なのだそうです。

どんな書き方でもいいのです。

「旅人」と書いている人がいました。

日本国憲法第22条には職業選択の自由が説かれています。

税理士さんに尋ねられたときに、なぜそのような職業を記載しているのかをキチンと説明できれば、どのような肩書でもいいのです。

僕は職業欄に「ライフスタイリスト」と書きました。

思わず笑ってしまいました。

書いていてワクワクしてきたからです。

正式書類の中に、未来の自分がいるのです。

堅苦しいと思われている日本行政の中に遊び心を見出したことに、感動しました。

夢を叶えるためには、堅苦しさの中にも遊び心を持ち込める柔軟性を持つことです。

事務職をしていたときに色々な書類を見てきたけれど、こんなに夢と希望が詰まった正式書類と出会えて、僕は幸せです。

by You