「お客様」と「ダニ及びノミ」。

親愛なるあなたへ

お店にいて思うのは、いいお客さんを集めるのが商売道の筋だということなのです。

いいお客さんにはめいっぱいのサービスをする。

お金も使わずにダラダラするのはいいお客さんとは言わない。

もちろんお金を使わない人を全ておろそかにするのではなくて、親切心でやってあげることもあるのです。

ところが、それがエスカレートしていくとダニやノミみたいにひたすら吸っていくだけの人間が現れます。

どのくらいの確率で現れるかというと、絶対現れる。

1000%、これは万有引力の法則より固い。

そして本来は、そういう人間を排除していかなければならない。

全ての人を受け入れるのは道徳論としては必要なのかもしれないけれど、成功はできないかも分からない。

元気なお店にはならないかも分からない。

だって他のお客さんの「気」を吸ってしまうから。

チェーン店や看板を借りてる事業では「顔」があるから難しいかもしれないけれど、それでも本部には分からない程度に、しれっとやっていかないと活気があるお店にはならないのです。

もしそんなことしたら近所に悪口言われてお客さん来なくなっちゃうと思うかもしれませんけど、これが世の中の面白いところで奇跡が起こるのである。

悪口言われて今までの人が来なくなると、今度は別の人がやってくる。

お金を使ってくれる人がやってくる。

あの人が行かないなら私が行く、という人が必ず現れるのです。

近所でなければ、噂を聞きつけた人が遠くからやってくる。

いいお客さんとはお金を使ってくれるお客さんである。

これは大切なことだと思います。

by You