親愛なるあなたへ
正直言うと、私はボランティアというものがあまり好きではないのです。
というのも、ボランティアはお金を取らず非常に素晴らしい活動のように思えるが、よく考えてみるとその活動費を誰が出しているか、という話である。
誰かが資金を出してくれている。
ということは、その出資している人にさらに誰かがお金を出しているということであって、決して経済活動から逃れることはできないのです。
ボランティアは生業があってこそ存在できる。
その生業を回さずにボランティアが素晴らしいというのは、どこかおかしい。
以前書いた自立的相互依存の確立された社会ならボランティアで世界が回るけど、今はそのレベルに我々は達していないのです。
だから、ボランティアを考えるよりもお金を回すことを考える。
ボランティアがいけないこととは思わないし、私も街中で募金を見かけたらしますけど、多くのボランティア会員は経済活動を否定するのです。
言葉悪いかもしれないけど、ご飯を作ってくれている母親に料理がマズいと言ってるくらいの甘えである。
ご飯を出してくれている人がいるからひもじい思いをせずに済む。
当然のことです。
by You