より少なく、より良く。

親愛なるあなたへ

人間、「増やす」のは得意ですが、「削る」のはどうも苦手なようである。

「削ると困る」ということですが本当に困るのだろうか。

削ればその分軽くなりませんか。

軽いと歩くのが楽でしょう。

この前ほとんど使わないメガネケースを捨てたところ、出張中見事にメガネをなくしまして。

晴れなのに五里霧中。

ウォーリーを探せのごとく、そしてAKBを判別できないごとく全てが鮮やかに一体化する。

メガネケース一つ分の軽さがこれか・・・

東京の入り組んだ路地の片隅で一人打ち震えておりました。

いや、そういうことはあるんですよ。

でもちょっと景色がぼやけるだけでね。

目ん玉がポロッといくわけではないですから。

よいではないですか。

そのあと新しいオシャンティーな一物を購入できましたし。

メガネケースは今般、所定の位置にシッカリ鎮座しております。

削って本当に困るものなどないのでしょう。

より少ないとより良くなる。

これは不思議なのですが。

後悔するくらい捨てましょう。

p.s.

「エッセンシャル思考」(著:グレッグ・マキューン)

by You