支配欲。

親愛なるあなたへ

私は自分のことをかなり謙虚だと思っているのですが、恐らく周りからはそうは見えないでしょう。

謙虚の基準が普通と違うのでそれはどう思われても構わないのですけれど、謙虚に見えないついでにまた一つ言いたいことを言ってしまいましょう。

それが「支配欲」という話。

謙虚を自称する人間が話す支配欲の話。

人間が嫌な思いをするのにはワケがあります。

それは、相手が自分と同じ目線にいるからです。

もし、自分が高いところからその人を「見下ろす」と大して嫌じゃなくなる。

イメージとしては、広い広い海岸の砂を自分が少し高いところから見渡している感じ。

砂粒ひとつひとつが自分以外の人間です。

ある意味での「支配感」を持つのがコツなのである。

お釈迦様は広い砂浜を見渡し、「この一粒一粒が人間である。衆生である」と言いました。

次に砂を一掴みし、「これが私の話を聞ける幸運な人々である」と言いました。

そして指先に一つまみの砂を乗せ、「これが私の話を理解できる人間である」と言いました。

我々はお釈迦様までは到底到達できませんが、見方を真似すると現実問題からちょっと心が救われるかもしれません。

p.s.

才能を開花させるにも有効のようです。

「自分は生まれながらにして物事を支配する人間だと密かに空想することで、計り知れない力を身につけることができる」(アンドリュー・カーネギー

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