親愛なるあなたへ
大人の社会は嘘とハッタリの乱舞。
私はそれでいいんじゃないかなぁと、そう思っているのです。
もちろん嘘はいいものではないですけど、潤滑剤として働いている側面も確実にあります。
ココに事実を書くのは「人生の法則を演繹的に証明する」という個人の趣味であって、嘘を悪だとみなしているからではありません。
特にハッタリは必要なとき積極的に使った方がいいですよ。
社会のことを何にも知らなかった私が、独立するぞ、成功するぞとひたすらハッタリをついてきて、それがだんだんだんだん現実化してくるから不思議なものです。
それから面白かったのが、私は今度もう一つコンビニの仕事が追加になって計14社目なのですけれど、これだけ巡ってくれば当然ブラック企業もいっぱい体験できます。
すると、あまりに脅迫まがいで怒鳴ってうるさい上役がいて、再三「そういう言い方はやめてください」と言ったのに逆上してくるので「訴えたら終わりですよ」と言ったらピタッとやんでしまった。
相手は私が労働基準法にある程度精通しているのを知っているのですね。
ところが、実は労働基準法にはパワハラなどについては一切規定されていない。
ハッタリかまさないと(笑)
歴史的に面白いのが、昔アメリカがソ連と冷戦をしてお互いに原爆の作りあいっこをしてた時に、際限がないから、最終手段としてアメリカがハッタリをかましたことがあったのです。
「スターウォーズ計画」と言って、「大気圏に上げた原爆にレーザー光線を当てて落っことせる」というすごいことを言った。
このシステムを作るとなると膨大なお金がかかるから、ソ連は経済面で降参してしまったのです。
でもやってみたら何もなかった。
カジノとポーカーの国ですからね。
私は今35歳ですが、子供の頃にその話を聞いたことがあったのでその辺りの世代の方はご存じかもしれません。
そのくらいハッタリはすごいものなのです。
話は全くずれてしまいますが、先ほどの労働基準法に関してはこれが厳しい現実なのですが、実は最終的に「お金」に行き着くことしか規定されていません。
セクハラは法律で結構明確に規定されているそうですが、パワハラは民法の「不法行為」と呼ばれるもので損害賠償を請求するか、刑法の「名誉棄損罪」「侮辱罪」「脅迫罪」などで対抗するしかない。
刑法は警察が動いてくれるように対応しなければならないので現実的には非常に敷居が高い。
そして民法の損害賠償も気力、体力などを覚悟の上。
でも、最終的に法的処分にならなくても、これらによって会社に損害賠償を起こされた、捜査が入ったという社会的な体面や、原告であるこちら側がSNSなどに上げる可能性が抑止力になるのは確かです。
企業の大きさや組織体制、会社の風潮により対応策は千差万別だとは思いますけれども。
とにかくハッタリも必要だということですね。
大変なときはハッタリも使う。
その辺りが人生をよりよく生きるコツだと、私はそう思っているのですね。
by You