損得勘定は尊敬である。

親愛なるあなたへ

いい人に「自分がトクになるように考えましょう」と言ってるのは実践的な、意識的な部分なのですけれども「何でそれで相手が笑顔になるの」と突っ込まれるとなかなか困るのですが、きっとこういうことなのだと思います。

相手から何かを得ようと思うと相手がその気にならなくてはいけない。

例えば「知識」を得ようとする。

相手から知識を得るためには口を開いてもらわないといけない。

どうしたら口が開くかというと、相手の人が自分は偉いと思ったときに口が開く。

すると「この人は自分より数年、数十年のキャリアがある人だからすごい人なんだ」と思い込めばいいということになります。

事実キャリアがあるのだから「すごい人だ、エラい人だ」。

本気でその人から知識を得たいと思うとそういう態度に。

すると自然に相手に対する「敬意」が出てきてしまいます。

そういう態度にならないときは、今の自分にとっては大していらない知識の可能性もあります。

他から学べる可能性もあります。

独学の苦労を選ぶ道もあります。

もちろん人や環境にもよるのですが、基本的にいい人限定、いやもう少し枠を広げても構いませんから、最終的に「究極の損得勘定とは尊敬」であるような気がするのですね。

by You