親愛なるあなたへ
みなさん、お父さんとお母さんがいるからこの世に生を授かりました。
もしかしたら育ての親、という方もいるかもしれません。
いずれにしても二つのペアの環境でこれまで育ってきた。
その中で、どうしても合わない、認めたくない嫌なところがあったかもしれません。
ところが、その二つの嫌な部分を上手に組み合わせると最強になってしまうのですね。
二人のちょうど相の子が私たちなのですから。
結婚の話を何回か書いているときも、結婚は修行だからお互い一番違う、ある意味「一番相性の悪い人同士」がくっつくのですから好きなところも嫌いなところも父親、母親にそれぞれあって当然だと思います。
でも、その二つを上手く取り入れる。
建物を作るとしましょう。
鉄は強いけど温度管理がうまくできない。
かといってコンクリートで保温すると強度がもろい。
でも、二つを合わせた「鉄筋コンクリート」なら非常に強く温度調整もできる最強の素材に。
それぞれの嫌なところをいいところに転換して自分のものにする。
「自分のトクになるように」転換する。
どうしたらトクになるか、どうしたらトクになるか。
道徳論ではなくやっぱり「損得勘定」。
片親、という人もいるかもしれません。
もしくは孤児院に預けられていた、という人もいるかもしれません。
片親の場合は兄弟姉妹が父親母親代わりだったり、一人の場合も育ての第三者に加え自分が全てをやったり。
その中で、お兄ちゃんお姉ちゃんのあれが嫌だ、血のつながりを感じない人間に育てられた、自分一人でこれだけ苦労した、と色んなことがあるかもしれませんが、それも鉄なのかコンクリートなのか、必ずどちらかの「特別な性質」があるのですからそれらを上手く組み合わせて自分が一番トクになるようにすることです。
良く生きよう、素晴らしく生きようとする必要はありません。
「どうしたら一番トクになるか」
私は記事を書き始めたときから欲の肯定論者ですが、嫌なことは自分の欲に従って上手に作り変えてしまえばいいと思っているのですね。
by You