親愛なるあなたへ
人に物をあげることもあるし、物をもらうこともある。
力になってあげることもあるし、力を借りることもある。
ギブ&テイク、ということですね。
劣等感が少なければ少ないほど、このバランスが取れている。
もらうばっかり、あげるばっかりのときは何かがズレている。
「施すのは素晴らしいことではないですか」
その通りです。
でもバランスのとれた人が多くの施しをしている場合、もらった場合も快く受けとることができる。
劣等感の多い人、特にそれが原因となってモラル・ハラスメントに走る人に見られる現象なのですが、施しをしようとすると「気にしないで」「私はいいから」「そんなことされたらもうあげられないじゃない」という趣旨のことを言います。
「遠慮するし、『気にしないで』と言うのは当然じゃないですか」
いいえ、もし心に劣等感がないなら、そのときの答えは「気遣ってもらって、ありがとう」です。
by You