敵が多くて幸せな人。

親愛なるあなたへ

日本社会はなるべく「波風を立てない」ことを美徳としているところがありますね。

それが「大人」だ、「立派な人間だ」という価値観で通っているところも多々ある。

さらに立派な哲学者、精神論者でも「みんなを味方につける」という姿勢が大人気です。

でも今の世の中、敵がいない人で幸せな人って果たしているのでしょうか。

人間はみんな違うから、「自分らしい髪型」「自分らしい恰好」「自分らしい意見」「自分らしい味」と、色んな「自分らしい」ものを外へ向かって表現したいと思うのですよ。

でも我々は未熟であるから、違うものを見るとその違和感から排除したり嫉妬したり、いい結果ばかりは得られないのです。

それを親をはじめとする大人たちが「恐れ」あるいは「親切心」から目立たない、「郷に入れば郷に従え」という言葉で動きを封じようとする。

私が大阪来てよかったなぁと思うのは、大阪って本当に我が強いのですよ(笑)

だから荒療治ではありますが、押し込めてきた自分を解放することができたのかもしれません。

面白がって敵をつくるのではありませんが、「自分を表現した結果」、たとえ未熟であったとしても「自分を表現した結果」敵ができたのであればそれは素晴らしいことです。

敵が多い、だから私は幸せだ。

by You