石灯籠群の間。

親愛なるあなたへ

小野田寛郎さんのドキュメンタリーの影響でしょうか。

以前の鹿児島知覧での思い出が再び蘇ってきました。

知覧特攻平和観音堂に隣接する桜の木が咲き乱れるひと区画の土地。

ここには無数の石灯籠が整然と並べられています。

ザッ、ザッと一歩一歩敷石を踏みしめながら灯籠群の間を行く。

すると不思議な感覚にとらわれます。

石灯籠なのにまるでそこに人が立っているかのような。

遥か古の魂がそこに。

歩くだけで連綿と続く歴史の意味すら伝わってくる空間でありました。

by You