南紀の風。

親愛なるあなたへ

和歌山県串本町

この町は本州の最南端にあります。

JR串本駅から自転車で1時間弱。

勾配の激しい坂を超え、眼下には右に枯木灘そして左に熊野灘を臨む。

そこには太古の昔、もとは離れ小島だったところが本土とつながり「陸繋島(りくけいとう)」となった場所があります。

「潮岬」

ここが本州の最南端。

島の先端には「本州最南端の碑」があります。

日本の中で最南端はもっとあるけれども、日本国土を形成している「最大の地続き」の最南端であることには特別な感動があります。

その先端で、誰もいない先端で南紀の風に吹かれる。

燦然と輝く太陽のもと冷たいけれどもどこか暖かさを含んでいる風に。

1月の真冬の季節に南の季節を感じる。

同じく冬に訪れた三重県は南伊勢、そして風がまだ冷たい初春に訪れた九州は南さつま。

そのどちらも同じ空気を含んでいました。

場所に関わらず感じる不思議な南の風。

是非行かれてみてください。

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