3年半の熱意と熱望。

親愛なるあなたへ

厳島神社の大鳥居。

その改修工事に3年半。

そこには工事関係者の方、そして職人の方々の強い熱意があったと言います。

さらに街の人たちに熱望された3年半であったと。

期間のみを見ればビルの建設などにもよくあることですが、潮の満ち引きで作業時間が非常に限られます。

そして古の材質をできるだけ生かしながら。

さらに2020年初頭に始まったコロナ禍。

改修には非常に繊細な工程もあるそうで真夏でも現場を閉め切って作業されたとのこと。

その中でマスクの着用を。

過酷を極める環境でも「大鳥居をやる」という強い熱意が成し遂げたのだ、と。

修繕にはカーボン繊維など最新の技術を用いられているそうですが、しかしそれだけでは大鳥居は復活しないと。

作り手側の熱意と待つ側の熱望。

その二つで歴史的な復活を遂げた大鳥居。

宮島に、厳島に新しい風が吹き込むことを願ってやみません。

関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

そして本当にお疲れ様でした。

by You