2021-07-04から1日間の記事一覧

自然との共存。

親愛なるあなたへ「自然との共存」を歌う組織は世間に数多ありますけれども、私が見てきた限り北海道大学ほどそれを体現できているところはそうはないのではないかと思います。人間が自然と仲良く、などとはおこがましいのかもしれませんが、本当に「仲がい…

大学の活性化。

親愛なるあなたへ大学・大学院と6年間アカデミックの世界に在籍した経緯や他の大学を見学した経験などからして、大学というものは一般人の予想に反して概して「閉鎖的である」、というのが筆者の認識であります。外部から人がくると必ず「誰だろう」という認…

しゃべらない商売。

親愛なるあなたへアプローチのない商売というのは基本NGで、その魅力を知ってもらうために奮闘するのがビジネスの王道。・・・けれども、客引き合戦の中でときおり物静かに立っていて、かつ話しかけるとちゃんと答えてくれるようなところが逆に安心して入る…

自然に残る魔法。

親愛なるあなたへ緑豊かな場所を旅すると、改めて自然の不思議に気づかされます。寂れた廃屋。桶にたまった水。蛆がわく。それは当然でありましょう。しかし完全に閉め切った部屋で水をためても蛆がわく。「その元」がないとわくはずがない、というのが我々…

線路に残る生気。

親愛なるあなたへ小樽と言えば小樽運河が有名ですが、電車の旅が好きな筆者がもう一つ注目したのが「旧手宮線跡」。1880年(明治13年)に北海道初、全国で3番目となる鉄道、手宮線が開通しました。日本の近代化をはかるため、石炭など北海道の豊富な地下資源…

旅の醍醐味。

親愛なるあなたへ旅の醍醐味の一つは「そこの地域の人の生活がある、というのを拝見させていただく」ことだと思っています。その土地の生活がある、その土地のルールがある、やり方がある。広く言えば「文化」という。都会中心で何でもそろう、それが世界の…

アナログがつなぐ夢。

親愛なるあなたへ羊ヶ丘展望台では、クラーク博士の名言にちなんで「大志の誓い」というタイムカプセルを、銅像ができた当初からかれこれ半世紀近く続けていらっしゃるのだそうです。私も記念に「大志」を書いて奉納してきましたが、書いた紙は「旅立ちの鐘…