大学の活性化。

親愛なるあなたへ

大学・大学院と6年間アカデミックの世界に在籍した経緯や他の大学を見学した経験などからして、大学というものは一般人の予想に反して概して「閉鎖的である」、というのが筆者の認識であります。

外部から人がくると必ず「誰だろう」という認識になるし、そういう雰囲気を相手も感ずる。

ところが、この度北海道大学を見学していた思ったのですが、ここにはそういう雰囲気が少しもない。

もともと観光地の一部として存在してきた歴史的経緯もありますし、北海道の雄大さがそれを示している(?)のかは分かりませんけれども、「非常に開放的」であります。

構内をベビーカーを押したお母さんが普通に散歩していたり、高校生が通学路としてはしゃぎながら駆け回ったりしている。

もちろん観光客が周りをきょろきょろしていても、一瞥することもなく皆ふつうに通り過ぎる。

いいなぁ、こういう大学。

大雪が降り寒さ吹きすさぶここ北海道大学へ何故敢えて進路を選ぶのかと、もちろん偏差値的な学歴色もなくはないと思うのですが、その全面から出る流動的活性化の魅力に「これなら受験してしまうな」と心から同意した予備校講師なのでありました。

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