親愛なるあなたへ
今日、「退職願」を書きました。
人生の中で、そう何回もできない経験です。
退職するための提出書類には、退職願・退職届・辞表の三種類があることを初めて知りました。
退職願は非常にシンプルです。
僕は、インターネットの情報をもとにして作りました。
手書きで書くのですが、社会人になってから、一番筆跡の強い書類になりました。
自分で書いた退職願を見直すと、エネルギーを感じます。
底知れぬポテンシャルを持っています。
普段、自分の字に「うん、エネルギーを感じる」という瞬間はなかなかありません。
文字の一つ一つに躍動感があります。
文章を書いているのは、ほんの5分程度ですが、自分の全てを紙一枚に封じ込めるような感覚でした。
退職願は、世間では非常に暗い雰囲気、あるいは怨恨がこもったイメージを持ちがちです。
しかし、自分の道・人生のはるか遠方が見えている人にとっては、退職願こそが新しい人生のスタートとなります。
退職願は、自分のこれからの希望と運気を、辞める会社におすそ分けするためのものです。
僕は今回辞めるけれども、みんな僕のエネルギーと幸運を少しでも感じられますように、と願いを込めるものなのです。
決して、今の会社に恨みの痕跡として残すものではありません。
人生の中で、是非一度、退職願を書いてみましょう。
by You
