「大丈夫?」と言うのも優しさ、「大丈夫!」と言うのも優しさ。

親愛なるあなたへ

他の人が苦しんでいるときには、「大丈夫?」と心配します。

「大丈夫?」と心配する優しさには、その人の痛みを自分自身に取り込もうとする気持ちがあります。

心配する愛の究極の形が、「母の愛」です。

母親は、自分の子供の苦しみが自分に全て乗り移ったらいいのに、と考えます。

共感力がものすごく強いのです。

共感を超えて、他人の怪我しているところと同じ部位に痛みを感じる人もいます。

相手を大切に想う気持ちが、人の優しさを育み、そして愛を作り出します。

実は、優しさにはもう一つあります。

それは、「大丈夫!」と言ってあげることです。

「大丈夫!」とは、相手を信じてあげるということです。

決して無責任なことではありません。

心配は、「心」を「配る」と書きます。

「大丈夫?」と「大丈夫!」は、両方とも表現が違うだけであって、相手に自分の心を配っているのです。

心配は、二つの形で存在します。

一つは共感することです。

そして、もう一つは、相手を信じてあげる、ということです。

往々にして、「大丈夫!」という相手を信じてあげる心配を、人は忘れがちです。

共感と信頼の両方のバランスをとることが、本当の優しさなのです。

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