変化球は、人生のスパイスです。

親愛なるあなたへ

直球勝負と変化球勝負、どちらが得意ですか。

僕は、直球勝負です。

仕事でも恋愛でも人生でも、直球勝負が、好きです。

これまで全て直球勝負だったので、直球勝負ならではの強みと弱みを味わってきました。

仕事で、意気込みすぎて浮いたことがあります。

恋愛で、直球過ぎて裏目に出たこともあります。

それもまた、直球勝負の醍醐味です。

熱意や本気を伝えたり、自分自身のボルテージを上げていくためにも、基本は直球勝負が最大のエネルギーになります。

しかし、人生は曲がり道が多いから楽しいのです。

直線で、地平線の彼方が見えてしまっている人生はつまりません。

時には、変化球も混ぜてみることです。

変化球は、「計算するもの」と考えられていますが、そうではありません。

変化球は、一休みを入れる、ということです。

「ふぅ〜」と一度腰を下ろす、ということです。

「ここをこうしてこうすれば、こうなるだろう」と計算することではないのです。

一休みを入れると、落差が生まれます。

落差は、変化です。

変化は、魅力を作り出します。

魅力は、計算して作り出すものではありません。

気づいたら、もう既にそこにあるものです。

水も、山頂の本当に小さなところから湧き出して、滝から落ちて、穏やかな大河をつたって、海に出る、という動きをランダムに繰り返すから「ああ、自然って美しいな」と思うのです。

変化球というスパイスを上手に使って調理していくと、人生はもっと美味しくなります。

僕も、変化球に気づいたので、人生調理法の修業をします。

イタリア料理、フランス料理、和食、どんな料理にしようかな。

やっぱり、創作料理かな。

by You