人生の軽快なところと深いところを併せ持つと、楽しい。

親愛なるあなたへ

僕は、哲学や思想、人生論を通して人間の本質を探る、深い世界が大好きです。

それと同時に、社会の軽快な部分も大切にしています。

頭がカチカチになってしまった人生論者は、楽しい話をしようとしません。

深い話でも、どこかドヨ〜ンとしています。

聞いている方は、そんな暗い話は聞きたくない、と耳をシャットアウトしてしまいたくなります。

僕が尊敬している中谷彰宏先生は、人生の軽快なところと深いところを、両方楽しまれています。

楽しいことが「生きたい!」と思う原動力ですから、本当の人生論者は、日常生活の軽快なリズムを否定したりしません。

人間の真理の話をしながらも、冗談やエッチな話をしたり、ときには魅力的な毒を振りまいたりします。

毒は、悪口ではありません。

魅力的な毒には、知性があります。

自然を美しいなと思うのは、濃淡があるからです。

海がどこまでも浅かったり、深かったりしても、美しいとは思いません。

海底の起伏で深さに差があるから、海の青さにもあれだけの種類があるのです。

人間の色々な深さを、味わいましょう。

by You