親愛なるあなたへ
サッカーのAFCアジアカップ準決勝で、日本が韓国をPK戦で破りました。
興奮しました。
延長戦にもつれ込み、残り数分で韓国にゴールを決められてからのPK戦という、まさに「死闘」です。
サムライジャパンの顔ぶれが、いい。
全身からものすごいオーラが出ています。
戦う男は、カッコイイですね。
本田選手は、延長前半戦でPKをはずしていますが、PK戦で一番最初に蹴ってゴールを決めています。
絶好のチャンスを逃すと、次にチャンスを与えられるときにはものすごいプレッシャーがかかります。
そこに、あえて立ち向かうのです。
あの場でキメることのできる本田選手は、強いですね。
自分に勝つことができる人は、強いです。
PK戦で全てのシュートを止めました。
1本目で気迫のセービングを見せると、その気迫が相手を圧倒します。
3本目に至っては、気迫が相手のボールの弾道を変えました。
トップアスリートによる究極の戦いは、目に見えない精神の戦いなのですね。
韓国は破れましたが、韓国選手の最後まで諦めない粘りに、感動しました。
試合終了後、落ち込んで、泣いている選手もいました。
でも、みんなカッコイイ。
戦い抜いて、暗い顔して、落ちこんでいるのが、カッコイイ。
あんな負け方で、あんな立居振舞だったら、僕もあの場に立ちたい。
勝ち負けは、結果でしかありません。
結果だけでは、カッコ良さは生まれません。
魅力は、ドラマから生まれます。
人間としての魅力がドラマから生まれることを知ると、勝ち負けが怖くなくなるのです。
by You